引き寄せの法則って怪しくない?
そんなの信じている奴、マジ終わってるw
そんなこと言われて落ち込む必要はありません。
今からその意見に反論していきます(笑)
しかし、どうしても目に見えない、物質的な世界ではない話になってしまいますので、データを見せての証明という観点では弱いです。
一方で、「引き寄せの法則なんてない」という引き寄せの法則否定派についても、否定するデータはないのは同様です。
その点を踏まえながら、読んでいただければ幸いです。
【結論】引き寄せの法則は効果があるのか?
まずは、「引き寄せの法則」で有名な「ザ・シークレット」という本からの引用です。
などなど、、数々の著名人が「引き寄せの法則は存在する」と言っています。
なかには「宇宙にオーダーすれば、叶えてくれる」という、なんだか不思議な話をしている人もいましたが、話が思いっきりスピリチュアルに拡大しすぎてしまいそうなので、今回は割愛しますが…。
スピリチュアルな世界では「引き寄せの法則」は当たり前のように語られています。
ですが、根拠がイマイチよくわかりませんよね。
なので脳科学の観点で考えてみたいと思います。
脳科学の世界での結論
はじめに、脳科学の観点で結論づけようとしても、やはりデータに基づいた話には限界があるので、どうしてもフワッとしてしまう内容であることを先にお断りしておきます。
ですが、脳科学的に超簡単に解説しますと…
(本気で語ると訳が分からなくなりますから)
強い臨場感を作って脳をだましてあげることで、その世界に変化するようなのです。
強い想いに、人や物・出来事は同調されて引き込まれていくのですね。
これを波動と言ったり、波長と言ったりしますけれども…。
つまりは、人間にはホメオスタシスという機能が備わっています。
これは人間であれば誰でも備わっている機能です。
このホメオスタシスは「恒常性維持機能」といい、
長く生きるために体を爪に安定的な状態を維持しようとする人間がもともと備わっている機能でのことです。
暑ければ汗をかいて温度を一定に保つとか、激しい運動をしたらはぁはぁして呼吸を整えるとか、こういうのがホメオスタシスの例です。
このホメオスタシスが働きますので、人間はその動いている波動・波長に合わせていくしかないのですね。
これが脳科学的な引き寄せの法則なのです。
かなりザクっと簡単にお伝えしていますが、引き寄せの法則と言うのは、脳科学の観点から言っても正しい法則となります。
否定派の意見
一応、引き寄せの法則否定派の意見も載せておきますね。
何事も公平に…中庸の目で見ていきましょう…(笑)
メンタリストDaiGoさんのブログから引用です。
スポーツ心理学の研究では自分がゴールするところや達成するイメージを持ったところで成果は全く上がらず、心理学者のシェリー・タイラー氏によると自分が成功したビジュアルをイメージするだけだと気分は良くなるので落ち込んでいる時に自分の気分を高めることには使えますが、気分が良くなるだけで何の効果もないということがわかっています。さらには成功をイメージするだけだと気分が良くなるだけでモチベーションは下がって具体的な努力をしなくなるということもわかっています。
で、このシェリータイラーさんのやった検証というのが、こういうものらしいのです。
カリフォルニア大学のシェリー・テイラーらの研究グループは、心理学入門のクラスを受講をしている77人の大学生を3つのグループに分けて実験を行った。
①試験前1週間、Aの成績がとれること、Aをとるための勉強をしている自分を想像する(ゴールとプロセス)
②試験前1週間、Aの成績がとれることを想像する(ゴールのみ)
③なにもしない結果:
①ゴールとプロセスを想像したグループが最も勉強をし、成績もよかった(平均点73、勉強時間14時間)。
続いてよかったのは、②ゴールのみを想像をしたグループだった(平均点68点、勉強時間12時間)。
そして何も想像しないグループが一番低かった(平均点75点、勉強時間10時間)。
なるほど。。
これに対する私の見解ですが…
それは、「このゴール設定なら、こういう結果になるのも当然だろう」ということです。
この場合、ゴールを「試験で良い点をとる」と設定しています。
そうしたら、プロセスは「勉強頑張る」とか「カンニングする」(←本当はダメですよww)とかをすればゴールにたどり着けますよね。
そもそも、ゴールまで到達するまでのプロセスが自分でも予想できるパターンです。
こういうのは、引き寄せの法則を使うまででもありません。
そのプロセスをこなせばいいだけなのですから。
(ただ、イメージすることが悪いということではありません。イメージすることは超重要ですが、今回の引き寄せの法則からはやや脱線してしまいますので、ここでは割愛します)
つまり、ゴールまでのプロセスがもう分かるようなゴールでは、引き寄せの法則を使っても意味がないなのです。
引き寄せの法則って、こういう小さなゴールをターゲットとしていないと思うのですね。
このレベルのゴールであれば、顕在意識が勝手に判断して達成するまでの方法は示してくれます。
だから、この心理学者さんが言うように、ゴールをイメージするのではなく「プロセスをイメージしろ!」というのも納得です。
引き寄せの法則に適用すること、しないこと
でもね、引き寄せの法則で伝えようとしているのは、そういう話ではなくて…
「現状どうやったらいいのかわからないゴール」を思い描いていくというものなんですよ。
この検証でいえば、「試験で良い点をとる」ことの先にあるゴールです。
「試験で良い点とって、何がしたいの?どんな姿になりたいの?」です。
もしかしたら、そのゴールを達成するために、「試験で良い点を取る」なんてことを達成しないでいいのかもしれません。
ゴールに必要なことは見えてくるし、行動もできるもの。
「モチベーションが下がって具体的な努力をしない」なんてことも起きないわけです。
だから、この検証自体、「小さなゴールを目指すにはプロセスをイメージするといいよ」ということで行った検証だと思いますので、それはそれでしっかりとしたエビデンスが得られた検証です。
しかし、その結果から「引き寄せの法則はない」と結論付けるのはあまりにも強引なんですね。
そもそも…この心理学者さんは、そんなことは言っていないはずです。
ここからは私の完全なる私見ですが…
ゴールとして設定する規模が小さいと、かえって難しい気がします。
それは私たちの顕在意識が無理にコントロールしたり、どうしても他人軸での制限がかかってくるからです。
「試験で良い点とる」なんて、その典型的な話ですよね。
そのゴールであれば…単純に、勉強しろや!(もしくはカンニング←本当はダメ)って話なんですけど、
素直にそうさせてくれないのが私たち人間なのです。
私たちそれぞれが持つ、認識できない能力に委ね、それに応えるように私たち自身が行動していくことが大切なんですね。
そのためには、「現状の外側にゴールを設定する」。
これがものすごくキーポイントとなります!
以上をまとめますと…
引き寄せの法則はある。ただし、ゴールの設定の仕方が重要になってくる。
ということになります。